お参りいただきありがとうございます。こうです。
なんとか脇腹の痛みがとれたので、ふたたびブログ書くことにしました。
療養のあいだもブログに何を書こうか迷ってばっかりで指が重い重い…。
やっぱり間をあけちゃいけませんね!間(ま)は魔物(まもの)の魔(ま)につながります。修行を始めたら一旦でも休んではいけない。反省!
さて今日の記事の要点は、「このさき日本の状況がひどいと思われるので、今のうちに少しでも防衛の手段をとりましょう。具体的に貯蓄と投資それから開運」ってことです。
いつも書いてますねw
最近は仕事の合間にKindleで読書をするのが好きになりまして、なるべくインプットを心がけてます。それでいま読んでいるのがこちら。
日本がこれから直面する人口減少。いくつかの自治体の現状を紹介して、これからこの国が陥るであろう問題を取り上げています。
私はふだんは祈願寺にお参りされる方のお願いごと…厄除けとか開運とかの祈りをおこなっております。神仏にどうかお願い事を叶えてくださいと働きかけるのが祈願とか祈祷とか言われるわけですが、
ますぞの祈りを依頼するまえに、やることがいっぱいあるんじゃなかろうかと思うんですね。
このブログのテーマの一つとして、「自力での開運」を設定しています。
運を切り開くのもテクニック、知識、心構えがある。
私がいままでの経験や修行の結果として得たものを、ここで皆さんにお伝えします。
誰でもできる開運作法・未来のヤバい状況をあらかじめ回避する
アンテナを張ることにした
開運のための要素は色々あるんですが、最近注目しているのは未来予測からの危険回避。
日本の社会保険がこれから突入すると予測される困難を察知して、対策をしておくことが、すなわち自分の厄除け、開運につながるという考え方です。…ってまあ誰しも思いつくことですね。
ただ、なんでもかんでも神仏に開運をお願いするのは間違っている。当たり前のことながら、自分の努力がまず大前提。
自分で自分を助ける行動にこそ、神仏が手を貸してくれる。私はそう確信しています。仏教には「信行力」という言葉がありまして、これは自分のいままでの修行を、修行の成果を信じろ、ということです。あるいは信じられるまで努力
しろということ。
具体的な行動は、情報の収集が一番かと思います。
私もこれまでのほほんと生きていましたが、自分で道を切り開く覚悟を決めた瞬間から少しでも情報を集めようと思い立ちました。いまのところメインの手段で新聞と書籍とネットを使っています。無料のものより有料のものを、そして信頼のできそうなソースからなるべく見るようにしています。
購入する書籍はほぼ電子書籍。Kindleはインプットもアウトプットも便利ですし、何より本棚が必要ありません!
そしてこれからの日本人、とくに低所得者で子供持ちの私のような人々が直面する危機。そのうちの大きな問題が「人口減少から生まれる泥沼の諸問題」です。
今回紹介した本を読んで、率直な感想は「いまのままでは20年から30年後、年金はなく福祉など皆無、住む場所も追い立てられ、我が子に頼りながらつらいつらい老後を過ごす…それは嫌だなあ」
そんな未来の危機を回避するには、いまどういう行動が求められる?
すべて、今の行動にかかっています。
泣きを見るのはいつも弱者
この『縮小ニッポンの衝撃』で取り上げられているいくつかの自治体の現状が、日本の未来予想図であると主張されています。
人口減少が我々の生活にどう影響していくのか?最初に挙げられるのが、行政サービスの縮小。
いままで我々が空気みたいに当たり前に享受していた医療、福祉などが受けられなくなるという現実。愛着ある我が家を離れなければならない惨状。それが痛々しく、生々しく描写されていて、息をするのもしんどくなるほど現場の危機感が伝わります。
中でも一番、私が残酷極まりと思ったのが、二章に分けて報告されている夕張市の『撤退戦』でした。財政破綻のあとに見舞われる極端な人口流出、それで引き起こされる老朽化した公営施設の問題。…それから、しわ寄せをもろに受ける子供達の学習環境。財政破綻は子供に責任はないのにね。補修費がでないので、昭和に建てられた幼児保育の施設はボロボロ。雨漏りはするし地震が来たらすぐ潰れそうな老朽化ぶり。
もしこんなところに、私の子供達を預けなければならなかったとしたら?
悲痛という言葉しか感じられない。
夕張市の保育士さんの話が掲載されていて、
老朽化で使えなくなった滑り台 。雨が降ると天井から漏ってくるため下に置かれたバケツ 。壁にあいた穴から吹き込んでくる冬の隙間風 。子どもたちはそれを我慢するというよりはむしろ楽しさに変えて日々を過ごしている 。 「寒かったら 、じゃあ体動かして遊びに行こう 」 「外行って走ってくればいいじゃん 」と笑い飛ばしてくれる子どもたち 。つらい思いをさせているのではないかと思うことがあっても前向きにやっていけるのは子どもたちのおかげだという 。
涙腺ゆるみますよ、こんなの!
まるでインパール作戦
突然ですが私の祖父は第二次大戦のインパール作戦、その「撤退戦」で命を落としました。
無謀と言われたインパール作戦 旋律の記録(Nスペplus)
インパール作戦の概要はおおよそざっくりと言うと
- 上層部が無茶な作戦をたてる
- 人間関係のなれあいで、なあなあで承認され、計画実行
- 見込みが甘すぎて大敗北
- 撤退中に味方がバンバン死ぬ
- 食料がないので同じ日本人同士の共食いが起こる
こんな様子です。細かいところまで覚えていませんが。
史上最悪の作戦とはまさにこのこと。
私の中では、夕張市がこのインパール作戦と印象が被って仕方がないんですよね。
- 自治体が音頭をとって無茶なハコモノをいっぱいつくる計画
- ろくに採算を取れるか見込みを立てずに計画実行
- 結局人が集まらず財政破綻、日本唯一の「財政再生団体」指定、自治権なき自治体へ
- 市民が市外へ。人口流出。プラス予算の大縮減からもろもろの行政サービスが縮小。その負の連鎖
- 老人・子供が一番の被害者。
とても似ていると思うんですが、私の気のせいですか?
私の祖父は、無駄死にだったのかな。
いまだに遺骨すら帰って来ませんよ。
未来の困難を回避する手段を考える
私ももちろん預言者じゃないので個人個人の未来なんか見通せませんが、少子化が止まらない現状では日本人の減少が避けられないのは予想するまでもありません。
これから国が国民を、自治体が市民を十分守れないというなら、自衛をするだけです。
団塊の世代がいっせいに後期高齢者になる2025年まであと8年弱。ここで日本人の5人に1人が高齢者になると言われており、現役世代の負担は一挙に重くなりそう。まずはこの年を目標として成果を上げていきましょう。最悪でも、将来、自分の子供が老いた私を世話しなくてすむ程度…年金がない状況で、自立ができるほどの資産を形成しておくべきです。
いま取れる行動は節約と貯蓄。投資、健康増進。子供の自立を促す教育。そして運の向上。
夕張高校を応援するふるさと納税
今回の取り上げた夕張市が現在どうなっているかググったところ、こんな記事に出会いました。
【引き続き支援を受付中!】夕張高校は絶対になくさない!日本が直面する課題を学ぶフィールドとなるために。~夕張高校魅力化プロジェクト~
書籍の方でも述べられていましたが、夕張高校は市民の流出に加えて「(財政破綻した)夕張市が恥ずかしい」とのこともあり、受験生が増えず危機にさらされていました。しかし子供は未来そのもの。市は厳しい財政のなかで学校教育へのサポートに踏み切りました。
上記記事の運動もその一環なんでしょうが、おっちゃん、もうこんな話を読んだら涙が止まらなくなります!
最近の節約方法でよく話題になるのが確定拠出年金とふるさと納税。
投資について色々な考え方がありますが、もうハコモノに投資をするのではなく、少子化対策や若者の就学支援、就労支援に投資をしたほうが、これからの社会で重要なことではないかと思います。
むやみやたらに節約するのではなく、余ったお金を世の中に回していく。それが社会のためになるならなおよし、であります。なによりこれからの子供たちには、老人の世話ではなく自分の人生を生きることに命を燃やしてほしい。
ということで私は夕張市のこのふるさと納税を収めました。
貯蓄に関しては、私が実践している方法が以前の記事に載っています。ご参考になれば幸いです。
開運の作法
貯蓄・節約・投資・教育についての情報はインターネット上であふれています。
しかし運勢を上げることについては、正直、玉石混交として不足があると思いますので、自分の経験も織り交ぜ説明させていただきます。
これまでほぼ祈祷専門でお坊さんをやってきましたが、現状わかったこととして、開運には時間的に短期(持続力はないが即効性のある)手段と、長期(即効性はないがずっと続く)方法があります。
持続力はないが即効性のある開運作法の例
神社仏閣への参拝
自分にご縁のある神社仏閣に参拝して、神仏のご威徳を授かります。日々の信心が篤い場合はとくに有効です。毎日が難しいなら定期的に(1日と15日に分けるなど)行う。あるいは1月・5月・9月の「正五九詣り」が古来よりの参拝作法としておすすめです。
ご縁のある神社というのは、たとえばいまお住いの地域の氏神様(土地を治める神様)の神社や
、自分が生まれた時にお宮参りをした神社など。もちろん、お参りして「ここは何となく雰囲気がいい」「自分にあってる」といった直感で決めるのも良いです。
仏閣なら自分の菩提寺や、あるいはご自身の守り本尊が御本尊として安置されているお寺などです。そして、もし時間があれば霊場巡りがおすすめです。西国・坂東・秩父の観音霊場はとてもパワフルですし、色々な気づきをもたらしてくれますよ。秩父の三十四観音霊場は車なら2日ほどで全ての寺院さんを回ることも可能です。これから紅葉の季節なので風景を眺めるだけでも楽しいですよ。
お墓まいり
以前の記事にも書きました。自分の父方・母方の両方の菩提寺にお墓参りしてください。こちらも定期的に。お盆は家族でレジャーに行くとか遊びに行く時期じゃありませんよ!この時期に交通事故・水難事故が多発するのは、ご先祖さんへの無視が原因です。
日々の掃除
風水によれば毎日のトイレ掃除は金運を向上させるそうです。下に紹介している書籍でも「徳を高める」行為としています。
お香
これはまた日を改めて紹介しますが、良い香りは魔物を退け、福の神を呼び寄せます。
家払い
私が得意とするもののひとつ。定期的なお祓いをお家で行うことで、見えない世界のメンテナンスが施されます。必要があればいつか詳しくご紹介したいです。
方位
九星気学に基づき、その日の良い方角を選んで行動する。とくに引越などはもろにこの方位の影響を受け、悪い方向に引っ越せば、最悪、何十年も悪い影響があると言われています。
などがあげられます。
長期的開運作法の例
これが一番重要です。2025年までまだ時間がありますし、長期なんて言葉では飾れない威力があります。
結論を言えば、自分の道徳心を高める。この一言につきます。
徳を積む行為。
仏教の主題はこころです。そして止悪作善(わるいことはやめて良いことを進んで行う)と自浄其意(自分のこころをきよめること)が真髄です。それを両方行えるのが毎日の陰徳を積んでいく生活であるということです。
宗教的なものを取り除いても、この根本的な道徳(わるいことをせず良い行いを心がける)についての考え方は、洋の東西を問わず普遍的であり、開運への大きな道しるべです。
道徳と開運の関係について、幸運にも非常にわかりやすく説明されている書籍に出会いました。
この本の著者である西中務さんは弁護士を50年近く勤めていらっしゃる方で、いままで一万人にもおよぶクライアントと接してわかった「運を良くする行為、態度」が明快に、簡易な文章で紹介されています。
そのなかでも1つ異彩を放つ主張が「運を良くするなら、争わないこと」。
運を良くするには 、幾つか方法があります 。最もわかりやすいのが 、争わないことです 。私は弁護士として 、長年 、非常にたくさんの争い事に関わってきました 。弁護士とは 、人様の争い事があるからこそ成り立つ職業と言っても過言ではありません 。その弁護士である私が断言します 。争い事には 、何も良いことはありません 。なぜなら 、争うと運を落とすからです 。
争いごとの仲裁に入ることで生計を立てる弁護士さんが、「争わないで!」
そうおっしゃっています。
長い経験のなかで、裁判で訴えた方、訴えられた方、その双方がほぼ不幸になっている現実をなんどもなんども目の当たりにしていらっしゃるそうです。
訴訟ごともそうですが、いさかいを起こそうとする気持ちや他人に攻撃的な態度は運勢を落とすということですね。
そして、運を良くする心構え。
感謝 、報恩 、利他 、慈悲 、謙虚 、人徳 、天命 。
これがさらに詳しく掲載されています。
これからの混迷の時代を、自分で切り開くには、自分の努力のみならず、どうしても天運を味方につけなければなりません。
この西中さんの書籍は、長い人生をうまく生きていくなかでどうしても不可欠な運を手に入れるために非常に勉強になります。本当におすすめいたします。
まとめ
開運には色々な作法がありますが、私は正直、神仏に頼ってばかりのスピリチュアル一辺倒な態度が嫌いです。自分で自分を助ける努力。そこに神仏が救いの手を差し伸べてくれる。
西中さんほどじゃありませんが、私も多くの祈願者の依頼で祈祷を行うなかで、祈祷が効くひとと、そうでない人の差がわかるようになりました。そのひとつが自助の態度です。
自分が避けられない未来から逆算していまの行動を変えれば、災難を避ける=開運につながります。それもまた自助。
いまから準備いたしましょう。
ころんでも泣かなくて良いように。
お金がなくて精神状態がボロボロにならないように。
自分の子供に世話されないように。
争いを避けるのもそうですが、自助の姿勢には、謙虚であることが大事かと思います。謙虚でなければ「自分のやり方が絶対正しい」と考えて人の話は聞かないでしょうし、現状を改善しようとも思わない。危険を未然に防ぐことができない。
新しいことを学ぶことも、自分に足りないことを習得しようとする謙虚さから来るもの。まずはアンテナを立てて磨きたいものです。
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