
今回は「いま」身の回りにある危険を避けて運気を維持するという内容をお話しします。「君子危うきに近寄らず」、すなわち「変な場所にちかづいたらあきまへん」ということです。
みなさんは、


どうしてかは説明できないけど、人間関係やタイミングのズレで大事なチャンスを逃したことって、結構ありますよね。
いくら本人の努力があったとしても、たったちょっとの差が人生を大きく変えるというのはよく聞く話です。
そのちょっとの差、それが運。
運というものは全てに影響しています。
運がなるべく上向くように生きていく。
でもそのまえに、運を落とすような行為を知っておくと便利ですよね。
運を落としたくなければ、悪い因縁には近づかないこと

みなさんは「因・縁・果」ということばをご存知でしょうか?
これは仏教の言葉で、「ものごとには原因があり、それが縁となって、結果があらわれる」といった意味です。
- 悪いことをすれば、
- それが縁となって、
- 悪い結果が自分に返ってくる。
- 良いことをすれば、
- それが縁となって、
- 良い結果が自分に返ってくる。
そんなのわかっているよ!と思われるかもしれません。
ではそれを応用した考え方はどう思いますか?
悪いことがよく起こる場所は、
- 悪い原因がたくさんあるから、
- 因にひっついた縁にからまって、
- 自分にも悪いことが起こる。
具体例を申し上げましょう。
心霊スポットには絶対近づかないこと!!

心霊スポットといえば、
①自死の名所
②古戦場
③事故現場・物件
④処刑場あと
また心霊スポットとはちょっと違いますが
番外;自分と縁のない墓所
さらに番外;自分と縁のない神社
なども近づかないほうがいいです。
①〜④については説明の必要がないかもしれません。
「人がころされた」「自死した」ということはそれだけで大変悪い因縁です。ただし因縁の場所がもともとの出身地だったり、たまたま近くに引っ越しをされた方はどうなるのか?といわれると、正直手元に資料がございません。申し訳ありません。(古戦場跡で有名な川中島の付近にりんご園さんがあって、そこでりんご取り放題を楽しんだことがありますが、なにも問題ありませんでしたw)
ただしいちばん危険なのは「そういった場所であると知っていて、慰霊をする気もなく、ただの興味本位で近づくこと」。これだけは確実に運を落とすと言えます。
わたしの母の実家はお寺でありつつも霊能の家系で、とくに土地の神様を鎮めることに長けています。
その現当主から「(神様が嫌がること・悪いことを)知らずにやったら目を奪う。知っててやったら命を取る」という言葉を教えられました。
つまりはそういうことです。
実例;肝試しに心霊スポットに行って友人がすぐ病死

実際にわたしの知り合いが遭遇した話です。
わたしの勤務先にお手伝いに来てくれる女性で、としごろの息子さんをお持ちのお母さまが、
ある日、青ざめたお顔でわたしを訪ねて来ました。


お母さまの話によると、およそ2週間ほどまえ、息子さんが友人にさそわれて、とある心霊スポットに行ったところ、それからすぐその友人が病死してしまった。
息子さんは強烈にショックを受け、いつもと様子がおかしい。
それをいぶかしんだお母さまが問いただしたところで発覚。

あまりに恐ろしくなって、話を聞いたその足ですぐに、勤務先のお寺に来たということです。
しかしわたしはすぐに返事をしました。

わたしの主観的な感覚で申し訳ないのですが、話を聞いて息子さんは祟られていないということがわかりました。
わたしは息子さんのことは知りませんが、お母さまのことはよく知っています。
お手伝いにいらっしゃるときは、よくお寺に仕え、テキパキと働いてくださいますし、いろいろと気配りが上手でなんでも率先して動いてくれる方なので、うちのご本尊さんもきっとよくお思いだと確信しているから、即答申し上げました。
つまり、親御さんの善いおこない。お寺に尽くされ積まれた徳のおかげで、家族が悪い因縁の場所に行ってもそれを振り払うくらいのご加護が得られているということです。
むかしから「親の因縁が子に報い」といいます。
じっさい、悪い因縁の場所には行ったことで息子さんの友人が死んだのかどうかはわかりません。
もともと持病があったのかもしれません(まあ持病もちが元気に肝試しやるかどうかも疑問ですが)。しかし息子さんは親御さんの徳のおかげで危険を回避した、ということは間違いない。
念のため本堂で息災のご祈願をさせていただき、あれから半年経ったいまも無事です。

祈願寺に居ると、よく「心霊スポットに行ってから良いことがありません」とお参りをされる方がいらっしゃいます。

番外について
唐突に自分と縁もゆかりもない墓地や、神社にはいるというのはおすすめしません。
神社はなおさらです。
むかしから「触らぬ神に祟りなし」といいます。
もしかするとご自分と相性のよろしくない神様だったりするかもしれません。
テレビの心霊番組、怪談特集やそれらを集めたサイトを閲覧しないこと!

これは上に書いた内容と似たようなお話ですね。
じつはよろしくない縁をもたらす霊などの存在は、電波に乗っかってやってくると考える方がいらっしゃいます。
わたしも同意見です。
「同じ性質のものどうしが引き寄せられる」というのが、ちまたで人気の「引き寄せの法則」ですね。これは仏の教えではないので詳しいことは知りませんが、いろいろと共通するところのある考え方であると個人的に考えてます。
ただ、運に良くないものを取り扱ったり映したりしている映像をお家で流していたら、
ご自身も、一緒に見た家族も、運を落とします。
もう10年ほどまえになりますが、わたしはお坊さんになるまえにDTPオペレーターとして働いたことがあり、画像の加工などはいまでも楽にできます。仕事の経験から、いわゆる心霊写真や動画などのなかで「CGでそれっぽく」作られたものをだいたい見つけることができます。
そういった嘘写真や嘘動画ですら、よろしくないものが寄ってくる。
たとえフィクションでも人が死んだことに題材にしているということで、映画やドラマの撮影所もよろしくない場所と言われます。
不思議なものです。
いわくつきのモノに近寄らないこと!

- 現実に、人やいきものの命を奪った凶器。
- むかしから、不思議なことがよく起きるといわれるもの。
- 祟られると有名な人形。
などなど…例を挙げればキリがありません。
少しでも「なんか不気味だな…」と感じた物体は、ご自身から遠ざけましょう。
スマホでも調べられない・調べる時間がない事は自分のカンを信じるしかありません。
実例・オンラインゲームで実物の刀剣に興味を持ち、実物を見にいったところ取り憑かれて腕輪念珠が砕けた話

もはやタイトルで落ちてますねw これも実話です。
最初に誤解のないように申し上げますが、ゲームプレイ自体は問題ないと思います。ただ実物には近づかないほうがいい。
わたしの知り合いの姪が、実際の日本刀などを題材にしたオンラインゲームにハマりました。
ゲームに登場する日本刀の実物が、近所の美術館に展示される!ということになりまして、彼女はうれしくなって見学に行ったそうです。

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実物の刀剣を見にいった女性はもともと強い霊感を持っていてよく取り憑かれるので、わたしの勤務先で開眼された腕輪念珠をお守りにしていましたが、その念珠が、バン!とその場で砕け散ってしまい。それから災難につぐ災難に見舞われました。
恐れおののいた彼女は、その念珠を叔母(わたしの同僚)によこして「どうにかしてくれ」といって、ご本尊さまに手も合わさずに去って行きました。
勤務先では、こういった不思議な現象を担当しているのがわたしです。
その叔母がわたしに「この件、どうにかしてくれ。お祓いしてくれ」といってきましたので、はっきりこう言いました。

ましてや自分の無知で災厄を引き起こし、さらにその尻拭いを他人にさせるような方に手を貸すほどデキた人間ではございませんので、お断りいたしました。ご本尊さまに手も合わさずに帰ったことがさらに火に油!
まあ、それからが悲惨だったんですが…割愛いたします。
再度申し上げますが、このゲームはゲームのみ楽しんでいただければなにも問題ないと思います。
まとめ

自分の運気を上げるなら、まずは運を維持する行動を心がけましょう。
簡単な手段は、悪い因縁から遠ざかる・遠ざけること。
運に影響の悪い場所、悪い物を知っていれば回避もできますが、それを調べられない場合は、ご自身のカンを信じて「なにかおかしい」と思ったら近寄らない。
そして運を落とさないように心がけるから、開運の作法がさらに効果を発揮するわけです。
