GWで不眠症がうつ病に悪化したことがありますが、わたしは元気です

こう
ご覧いただきありがとうございます。お坊さんブロガーのこうです。

今回は、ゴールデンウィークにおきやすい「うつ」について、わたしの体験をふまえて書きました。

このブログを読んでくださるあなたに、あの「うつ」のつらさを経験してもらいたくないので、こころの健康をたもついろいろな方法、いままで調べたことやわかったことをおつたえします。

わたしの経験はまさに失敗談です。いままで誰にも語ったことはありません。とくにじぶんに合わない職場で毎日がまんして、大型連休でおもいっきり遊んでいるかたには役に立ちます。

どうぞご覧ください。

(四つ葉のクローバー)
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急激な生活の変化は逆にストレス!?

数年まえに放送されたNHKの番組で、じぶんでできるストレスチェック(NHKスペシャルのサイト)が紹介されました。これを見ると過去1年間で、じぶんのストレスがどれくらいたまっているのかがわかります。危険なレベルかどうか確認してくださいね。

同番組の書籍ではこう書いてあります。

ストレスとは何かを改めて定義してみると 、それは 「変化 」であるといえるだろう 。いいことであるにせよ 、悪いことであるにせよ 、ある状態から別の状態へと大きな変化があったとき 、人間はそれをストレスとして受け止める 。

これは長い連休を過ごしている人にも言える事です。

たとえば、ふだんイライラしっぱなしの人が、ゴールデンウィークでうっぷんを晴らすかのようにあそびまくる。

生活リズムも一変。ついつい遊びすぎて夜更かししちゃったり。

そして大型連休が終わると、また朝早起きして会社に出勤したり、学校が始まる。

日常と非日常のギャップがはげしいほど、見えないストレスというのが重くのしかかるのです。

(四つ葉のクローバー)

わたしのうつ体験記~15年前のGW

じつはわたしもサラリーマン時代にゴールデンウィークでうつを発症させた一人。もう15年もまえになりますが、いま思い返せば、ストレスの爆弾をぜんぜん処理していませんでした。

じぶんに合わない仕事でストレスを無視

わたしは福岡の一般家庭にうまれ、熊本の大学に進学&就職しました。

ちょうどその当時は就職氷河期などと呼ばれるほど、のぞみどおりの職に就けない時代だったことと、病気で入院して就職活動じたいができなかったというダブルパンチで、仕事の選択肢はキビシイものでして…

結局、適当にえらんで、広告デザインの会社に入社することになりました。

気がつけば不眠症に

しかし、わたしはデザインセンスなんかちっともありませんでしたから、日々の業務がつらくてしょうがない。

でもせっかく入社したんだ、そのうち仕事も好きになるさと自分をごまかしながら生活していると…

ある日、一睡も眠れない夜を経験。じぶんのからだで何が起こっているのかわかりませんでした。
それが1か月に一度、2週間に一度…と眠れない日の間隔がちぢまり、とうとう毎日まったく眠れない状態に。

からだもそうですが、こころがもう限界で、社長に許可をもらい精神科医に見てもらいました。精神科医に見てもらうことはものすごい恥ずかしいことだという固定観念があったので、この決断は悩みに悩んで、伸びに伸びてのものでした。

カウンセリングのあと睡眠薬をもらいましたが、副作用がきつかったなぁ…15年もまえのことですから、最新の薬は副作用がどうなっているかは知りません。当時もらった薬を飲んでいると、あくびをするたびに気持ち悪くなりましたね。

じぶんのからだがじぶんのいうとおりにいかない。薬で眠れても悩みは加速します。そのことが私のこころのバランスを大きくくずしていくことに…

そして悪夢のゴールデンウィーク

このときわたしは入社して3年目に突入しました。

わたしはゴールデンウィークで実家に帰省し、思いっきり遊んでストレス発散したら不眠も治るかも!と思い、地元の友人と遊びたおしました。

しかし、これがふだんの生活と<快・不快>の大きなギャップを生み出し、さらに仕事への嫌悪感が高まって、熊本の借家にもどる前日にこころが崩壊。一睡もできないどころか、気分がどん底に。

出発のバス停で、見送りに来てくれた母親をまえにして「おれのからだがおもうようにならねえ!もうどうしていいのかわかんねえ!!」と泣きじゃくってしまいました。

わたしの母は「そんなに苦しいなら、ほんとうにダメだったら、実家にもどってきて、農家でもやりなさいな。」とやさしくなだめてくれたのですが…そんな母の気づかいの言葉も、じぶんの中で「母を困らせてしまった…おれは親不孝ものだ」と陰を作り出し、うつ病はますます泥沼に。

母親のまえで、いい年したおとこが泣きじゃくってしまった。
まだ両親は元気にしていますが、わたしはこのことをたぶん、一生後悔するでしょう。

転職し実家で療養、半年で再就職

うつ病の重さがきつくなったので、医者から出される薬の量も多くなり、
「この病気はいつ治るのか…」
「じぶんと合わないこの仕事、いつまで続けていいのか…でも辞めたら辞めたで将来がこわい…」
もうネガティブ思考がエンドレスで続きました。

まあこんな風にこころが荒んでいたので、ちょっとしたことで社長と口論になり、そのまま勢いで会社を辞めることに。

無職になってすぐ実家にもどり、のんびりと療養したところ、1週間ほどで薬もいらずに眠れるようになったのが本当にうれしかった。

ストレスのもとがなくなったのだから、当然かもしれません。日常を快適な環境に変えるというのはとても大事ですよ。

こころが健康になったものですから、すぐに次の仕事も見つかりました。(数年後また辞めることにはなりますが)

どうにかなるもんですね。

それから出家して本山で修行し、現在に至ります。
本山では修行の関係で、1~2時間しか眠ることが許されない状況もありましたが、不眠症を経験したわたしは「なんだ、こんなに寝られるじゃないか!ラッキー♬」なんてポジティブに楽しめました。

大行者さんは「人生にむだはない」とおっしゃっていましたが、まさにその通り。

(四つ葉のクローバー)

うつから身をまもるための方法

うつ病で苦しんだあの時を振り返り、いまでも「じぶんに何が起こっていたのか」に関心があり、いろいろ調べることがあります。そのうちおすすめなのをいくつかご紹介します。

異変を感じたら、まずはなにより専門家へ!

まずはなにより!少しでもじぶんに異常があれば、専門のお医者さんに診てもらってください。

わたしが後悔していることのひとつは「早く精神科医に診てもらえばよかった」ということです。
早くいけば早く処置してもらえたので、あれだけ周りの人々を傷つけることはなかった…どうか、あなたとあなたのまわりの人のために、すぐにお医者さんに診てもらうことを切に願います。

お坊さんがいうのもなんですが、神社やお寺さんにお祓いをしてもらいに行ってる場合ではありません。

書籍『キラーストレス 心と体をどう守るか』で挙げられた方法

こちらの書籍では「コーピング」という手法が取り上げられています。

ストレスを感じた時に、どんな気晴らしをすればじぶんの気分がよくなるのかリストをたくさんつくっておき、手元に置いてその都度実行する、というもので、たとえば本では「上司に怒られているときに上司の顔のシミを数える」とかちょっとしたことでストレスを避けるテクニックが挙げられています。

どんなとき気分がいいのかは人それぞれなので、じぶんのことをよく観察しなければなりません。

他にもストレスのしくみや食生活、運動、下記のマインドフルネスについて詳しく載っていますので、ご興味のある方はどうぞ。

書籍『脳からストレスを消す技術』で挙げられた方法

こちらでは感動や共感で涙を流すことが、脳にかかっている負荷(=ストレス)をリセットすると述べられています。

具体的には大好きな感動モノの映画を、ハンカチを用意しながら見る。

おとこでも泣いたっていいじゃないですか。他人に見られたくなければひとりで漫画喫茶に行って、嗚咽の声を殺しながら映画を見るのもいいかもしれませんね。

ちなみにわたしのおすすめの映画はこちら。とても悲しい話ではありますが、最後の最後まで息子を傷つけずに守ろうとするお父ちゃんのユーモアは必見。自分の中で「最高の父親」のイメージを作ってくれた映画です。もうイントロのBGMだけで涙が…

書籍『世界のエリートがやっている 最高の休息法』で挙げられた方法

いま話題の”こころの筋トレ”マインドフルネスについて述べられています。著者は日本人ですがアメリカで勤める専門医。

最初の数ページに、マインドフルネスの具体的な方法がのっており、あとはその詳しい説明としてフィクションのおはなしがのっかっているという構成です。

マインドフルネスを行えば確実にストレスに強くなりますし、やりかたによっては場所も選びません。ほんとうにかんたんなので、ご興味のあるかたはご覧ください。

おもいきって転職!

不快な職場から、おもいきって自分を解放しましょう。人生はどうにかなる!

私の師匠から授かったことばに「生かされて生き、生きて生かす」というものがあります。これはいろいろな解釈ができるんですが、すなわち「生きて、生き抜いて、善をなせ」ということ。

あなたのいのち。つまんない仕事で消耗する必要はありません。

うつ病なんかで負けちゃいけません。

あなたは、あなたの大切な人たちから、おなじくらい大切にされている。

そのひとたちの役に立つ生き方を。なによりじぶんが楽しい方法で!

えらぶのはあなたです。あなただけです。

なぜなら、あなたのことをこの世で一番知っているのは、あなただけだから。

あなたの好きなことはなんですか?楽しいことはなんですか?

(四つ葉のクローバー)

まとめ~じぶんをたいせつにして

「おのれをわすれて 他を利するは 慈悲のきわみなり」

これはわたしの尊敬する伝教大師のことばです。

じぶんをさておいて、苦しんでいる人を助けることが究極の慈悲である、ということなんですが、究極の理想。なかなか実践しずらいものですね。笑

われわれが実践しやすいのは「じぶんをたすけ、なおかつ他人をたすける」こと。

まずはじぶんを救わないと。

こころやからだに異常があればすぐに病院にいくべきですし、またそうならないために健康管理をする。
健康だからこそほかのひとに役立つ仕事を、楽しんでできるものなのです。

まずはじぶんをたいせつにしてください。

こう
ご覧いただきありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

一般家庭出身の密教僧サラリーマン。 比叡山で修行。天台宗系僧侶の専門学校・叡山学院研究科を卒業。 中途半端な霊感体質ゆえ奇妙な経験をしてきたが、それをおなじような体質になやむ人のお役に立たせようと思い、当ブログを開設。 仏教にかぎらず、いままで身に着けたことをもとに記事を打っていく。 お寺はない。住職になる気もないが、修法道場は作りたいと思っている。 ご本尊さまは弁財天女。